
ひとつひとつのモノにある物語
著者は、松浦弥太郎さん。
わたしの好きな雑誌のひとつ「暮しの手帖」の編集長だったと知ったのは、本を手にとってからだけど、あ~なんかわかる。と妙に納得してしまった。
松浦弥太郎さんのが、全部自ら撮影したという愛用する品々の写真だけ眺めていても楽しめる。
それに加えて、ひとつひとつのモノにまつわるエッセイも愛着がとても伝わってくる。
「日々の100」「続・日々の100」それぞれ、100もある品々がどれも素敵なものばかり。
ペンひとつにしても、じっくりお気に入りを選んで長く大切に使いたいなぁと、100均にすぐ走ってしまう私は思ったのでした。
手にしてみたくなる 食べてみたくなるそんなモノたち
- 山ぶどうのつるの籠
使えば使うほど、色合いも変化し味がでる。
いまは山ぶどうのつるもなかなか手に入らず、作り手も不足し手に入れるのも難しいらしい。
写真で見るかごの、なんともいえない風合いが大切に使いこまれてきたことを物語っている。素敵なかご。
- 村上開新堂のクッキー
サクサクと音が聞こえてきそう。
パステルグリーンの小さなメレンゲは抹茶味だそうだ。27種類も美味しそうなクッキーが詰めこめられた缶は、一万円だそう。
なんと高級。
誰かくれないかな。
100個もあるから、読みごたえも、見ごたえもたっぷり。2冊で200個の品々。
小物から家具や食べ物まで、ひとつひとつ物語があり、大切さが伝わってくる。
わたしも、そんな風にモノと付き合っていけるようになりたい。
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