仕事のミスって、以外とちょっとした勘違いや、物忘れからおきてしまうことが多いものではないでしょうか。
ただ逆に言うと、ちょっとしたことに気をつけるだけでミスを防げるということかもしれません。
そんなありがちなミスをなくせる、頭の使い方がわかりやすい内容でした。
おもな仕事のミス4つ
メモリーミス
・人はもともと「忘れる生き物」
・ワーキングメモリはとても小さい
覚えたつもりでも、人の記憶ってあいまいで以外と覚えてないものですよね。
それは、ワーキングメモリとはとても小さいので新しいことを、記憶すると古いことは押し出されてしまうからというもの。
対策として、
- 不要な情報を出す(書く)
- 不要な情報を入れない(スマホやネット見ない、机の上を片付ける)
- 無意識にできるように繰り返す
などなど。
人間忘れるのが当たり前だと自覚して、対策することですね。
アテンションミス
人は「眼」でなく、「脳」で見ている
どこに注意を向けていたかで、同じ景色を見ていたかで、見え方が変わってくるというもの。
これを読んで思い出したのですが、友人がブルーの車を買ったら、急にブルーの車が、世の中に増えた気がしたものです。
もちろん急に増えたわけではありません。
今までも見ていたはずなのに、ある意味見えていなかった。友人がブルーの車を買ったことで、意識して見るようになったから、見えるようになった。
確かに「眼」ではなく「脳」で見ていますね。
対策の一つとして、注意のムダ使いをしないために、「すぐやる」ことでやることを覚えておく必要がなくなります。
「すぐやる」ってほんと私には永遠の課題かもしれないほど、なかなかできないのですが……。
めんどうって思うより前に行動してしまえば、いいんですがね。
浪費しているのが、過去の「後悔」と将来への「不安」
これに気をとられて、ミスがおきやすくなっていたらももったいない。
ミスした過去をうじうじ思い出したり、まだミスしてないのに、またミスしたらと不安に思うのは不毛ですね!
コミュニケーションミス
コミュニケーションはキャッチボールではない
え?と思ったのですが、読んでみると納得なっとく。
同じ言葉を聞いても、お互いのイメージのギャップでミスも起こりえるもの。
表面上でやり取りしている言葉(ボール)に気を取られて自分や相手の記憶の中で起きていることに注意が向いていない
確かに。例えば自分の思う「早めに」と相手の思う「早めに」は同じ期日とは限らない。
コミュニケーションのズレを少なくすることも大切ですね。
ジャッジメントミス
感情がゆさぶられるほどジャッジメントミスは起こる
確かに感情的になると、冷静な判断もできなくなる。メンタルコントロール大事です。
読んでおもしろく感じたのが
人は「思い出しやすい」=「頻度が高い」
と判断してしまうというもの。
また、こんなことがあった!と思っていることは、実はよく思い出す印象が強いだけ、のことかもしれません。
そんな脳の仕組みを理解して対策していけば、ありがちなミスもだいぶなくせそうです。
わかっていそうで、わかっていなかった。
そんなことを、詳しく図解で書かれていて、読みやすい本でした。
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